メールマガジン「京都かふうclub通信」vol.224
〜 ぴっきーん 〜
      
 〓〓〓〓〓〓〓● かふうclub通信  vol. 224 〓〓〓〓〓〓● 
                 
         揚げ立て天ぷらと旬の味  
        天ぷら かふう http://t-kafuu.com/  

       料理屋の味をご家庭で!通信販売部門
         はも茶 かふう http://kafuu.jp/

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 京都の桜は殆ど葉桜となってしまいましたが、
 つつじや睡蓮が咲き始め、新緑がまぶしくなってきております。
 個人的には”山笑う”これからの時期の京風景が大好きでございます。

 毎度おおきに!西岡でございます。


 さて、小上がり。

 ”こあがり”でございますね。

 当店はカウンター席が7席と4名様がけの小上がりがひとつございます。

 小さな店でございます。

 小上がり。

 ご存知でいらっしゃいましょうか?

 随分と以前にもご説明申し上げたことがございますが、

 小上がりなんて聞いたことがないというお方もおられましょう。

 小上がりは大抵は畳のお席でございますが、

 板張りの場合もございます。

 ふすまや戸で仕切られておりますお部屋は”座敷”

 ”個室”でございまして、

 店内の一角にございます床よりも一段高くなっております

 仕切りのないお席が小上がりでございます。

 ”小”はそのお席の大小を表しているのではございませず、

 ”上がる”を修飾しております。

 ゆえに”小さい席”ではございませず、

 ”ちょっと上がる”もしくは、”床よりちょっと高くなった”お席という

 意味なのでございますね。

 昨今は小上がり席も少なくなって参りましたようで、

 また、”小上がり”という言葉自体をご存じないお方も

 多くなってきております。

 お電話でご予約をお聞き致します際に、

 「カウンターか小上がりか、どちらのお席をお取り致しましょう?」

 などとお訊き致しますと、”小上がり”が通じるお方のほうが

 少のうございます。

 ゆえに、当店でも”小上がり”という表現は控えておりまして、

 ”畳のお席”と申し上げるようになっております。

 では、小料理屋はいかがでございましょう。

 ”小さな料理屋”と思っておられるお方、

 おられませんでしょうか?

 当店も小料理屋”と表現されたことが何度かございます。

 つい先日も雑誌の取材で、

 ライターさんにご質問を頂戴したのでございますが、

 「この場所で小料理屋を開こうと思ったのはどうしてですか?」

 でございました。

 正直、ほんのすこーし眉間に”ぴっきーん”と走っておりました。

 どちらがいいとかよくないとか、

 上とか下とかではございませず、

 当店は”小さな料理屋”ではございますものの、

 正味、”小料理屋”ではないのでございます。

 あくまでも天ぷらを主と致しました”料理屋”でございます。

 悪気で仰られるお方はおられないと思いますので、

 そないに目くじらを立てることではないのでございますが、

 多分、”小料理屋”と表現されますと、

 いずこの料理屋さんでも多少なりとも眉間かこめかみに

 ”ぴっきーん”と走られるのではございませんでしょうか。

 ”小料理屋”の”小”は店の規模を指しているのではございませず、

 あくまでも”料理”を指しているのでございます。

 ”小”には、”ちょっとした”でございますとか、

 ”手軽な”というような意味合いがございますので、

 ”小料理屋”は”ちょっとしたお料理をお出しする店”

 をいうのでございますね。

 今でこそ京都に”おばんざい屋”というお店が出没しておりますが、

 少し前までは”おばんざい”を冠するお店はございませず、

 ひじきの焚いたん、小芋の焚いたん、菜もののおひたしなどなど、

 ちょっとしたおばんざいを出されるお店は、

 ”小料理屋”と呼び表されたのでございます。

 ”小”のない”料理屋”の場合は、

 経験と勉強を重ね、

 丁寧に手間隙かけてなんぼの世界でございますので、

 そうしてお客様にお出し致します料理を

 ”小料理”と評されてしまいますると、

 辛いものでございます。

 京都は小さな料理屋が多うございます。

 そうした料理屋さんに行かれました折には、

 いかに褒め言葉をセットにされたと致しましても、

 「いい小料理屋さんねぇ」などと仰られないほうが

 ご賢明かと思われます。

 また、”おばんざい=小料理”でございまして、

 そうした料理屋さんで出されましたお料理を

 「ここのおばんざいは、おいしいわねぇ」

 などと仰られないのが無難ではなかろうかと

 思うのでございます。

 板前の機嫌をとられる必要はさらさらございませんし、

 多少、”ぴっきーん”があったと致しましても、

 そこは、お客様商いでございます。

 そないにことが荒立つことはなかろうかと思われます。
 
 ただ、あまりに連発されると心持ちのいいものでないことは

 確かでございましょう。

 板前を怒らせまして、お客様が得をすることはまずございません。

 特に”小難しい”板前に遭遇された場合は

 お気をつけくださいませ。
 
 
 という訳で・・・

 
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 ☆今週のとぴっくす☆
  京都市おかみんより
  「暁斎展、むっちゃおもろおっせ!」
  
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 vol.219でもお伝え致しました京都国立博物館にて
 開催中の「河鍋暁斎展」
 
 期せずして招待券をいただきましたものの
 なかなか休みが取れませず、
 見られず仕舞いとなってしまうのか。 
 いやいや、これだけは逃せない。

 で、比較的時間が取りやすい日の朝一に
 行って参りました。

 いやいや、堪能、感嘆。
 天賦の才としか形容しようがございません。

 出展数も多うございまして、
 たっぷりと楽しめますこの展覧会。
 個人的にはお奨めでございます。

 お時間のありの折にぜひどうぞ。
 
 河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)展 4月8日〜5月11日
 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

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 ☆今週のめっちゃお奨め☆ 

 ●春の山菜花盛り!「春の山菜天ぷら会席」!!▼
   http://www.t-kafuu.com/haru/haru.sansaiten.html

 ただ今、春の山菜、花盛り!
 ごく短い時期、そう、今しか味わっていただけません
 雁足(がんそく)、入荷しております。

 山菜といえば、やっぱり天ぷら。

 春の山菜を存分にご堪能いただけます「春の山菜天ぷら会席」で、
 滋養をつけてくださいませ。

 ただ今入荷の山菜&春野菜はこちらからご確認いただけます。
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 おいし〜い京都産筍(たけのこ)を思い切りご堪能いただけます全8品!

 筍単品料理もございます。
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 *常時のメニューではございませんので、
  ご予約時にお申し付けくださいませ。
 

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 木の芽焼き、焼き筍、ひめかわ山椒、味噌漬け、筍と湯葉の京煮

 何れも京都産筍を使ってお作り致します。

 柔らかいのに歯ごたえしっかり、
 甘みがあって、筍独特の風味が広がる季節限定筍料理。

 期間の短い筍料理。
 ぜひ、一度ご賞味くださいませ。


 ●かふう店主は珍味も得意!!▼
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 鯛わた、鱧皮酒盗(はもかわしゅとう)、たらこの生からすみ仕立て。

 それって、どんなん?
 召し上がっていただかなければお分かりいただけない
 当店ならでは、当店主ならではの自信の珍味。

 実は、大阪梅田の百貨店から、
 これらの珍味ものでの1週間出店のご依頼をいただいたのでございますが、
 ぶっええ〜〜ん。

 量産もできませず、人手もない。。。
 お断り申し上げたのでございました。

 百貨店の方の目にも留まる珍味もの。
 しかも、量産せずに、一品一品丁寧に手作りしております。

 お酒好き、珍味好きなお方には、きっとご満足いただけるはず。
 ぜひ!
 
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 ☆ 後記 ★

 げん。

 縁起でございますね。
 
 あきんどは往々にして”げん”を担ぐものでございまして、 

 ”げん”のよろしくない言葉は好まれないものでございます。

 例えば、”する”

 お金を”掏る”につながりますので、

 すり鉢は”あたり鉢”などと表現したり致します。

 おからも”空っぽ”につながりますので、

 ”きらず”とか”卯の花”と呼び表すのでございますね。

 お客様が、そないにお気遣いをされる必要はございませんので

 こうした禁句を気にしていただかなくとも、

 一向に問題ございません。

 ただひとつだけ、”ひま”という表現だけはお避けになられた方が

 よろしゅうございましょう。

 お客様のきゃらくたーや

 そのお店の方との関係にもよるのでございますが、

 訪れましたお店に他にお客様が

 どなたもおられなかったと致しましても、

 「今日はひまやね」という表現はされない方が無難でございます。

 ものも言いようで角も立てば、まあるくもなるものでございます。

 「今日は静かやね」の方が、”ぴっきーん”の可能性は低くなろうかと

 思われます。

 「おかげで、ほっこりさせてもらえるわ」

 などと付けられますれば、ぱーふぇくとでございましょう。

 これは、店の人間の機嫌をとるという意味ではございませず、

 なによりも、お客様にとりまして

 得策ではなかろうかと思うのでございますね。

 直接的な表現を極力避ける。

 ”小難しい”京都でのよりよい過ごし方でございます。

    
 本日はこのへんで。

                      発行人 西岡 絵理
                      2008年 4月 18日

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